病んだ瞬間を今でも覚えている。もともと彼女だった二人の女の子がいて、3人の女の子のグループを作っていた。その時好きだった女の子がそのグループから抜けていたのに、私のことを裏切って3人で私の前を走り抜けていく瞬間に頭の中で白い稲妻が走って訳が分からなくなった。というのも、自分で自分を偽れなくなった。作り笑いもできない。人と目の合わせ方が分からなくなった。などなど。そしてそれが強いストレスと恐怖を作り、精神は疲弊して鬱に変わった。こんなに辛いことはない、初めて精神病といものを知った。泣きながら母親に頼んでも精神科なんかには連れて行ってもらえなかった。時代が時代だった。その精神状態で2年間ぐらい過ごした。もう駄目だと思って、大学の保健管理センターに行った。「よく頑張ったね。」という言葉に涙が出そうになった。本当に辛かった。

症状別 神経症は治る 2 対人恐怖症編 [ 和久 廣文 ]
価格:1,466円(税込、送料無料) (2023/6/2時点)楽天で購入
おすすめの記事