私は昔、自死を図ったことがあります。それは大学院にいた時のことでした。もう何もかもがつらくて苦しくて、言葉にはできない感情です。それで精神安定剤と睡眠薬を合わせて120錠飲んで港へ車で向かい、自死を図りました。しかし死ねませんでした。3時間ほどで目が覚めました。それからふらふらと帰り、途中で田んぼに車を突っ込んで歩いて家に帰りました。今思えばとても滑稽で恥ずかしいです。その田んぼに落ちた車を母が取りに行ったというのも情けない話です。しかし私が自死をするということは国が事前に察知しているはずです。私というものはなぜかしら軟禁状態ですので。もしかしたら何かしらの動きがあって3時間ほどで目が覚めたのかもしれません。

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